NTTデータは4月18日、グリーンコンサルティングサービスの一環として、デジタル技術によって二酸化炭素排出量の削減を支援する再生可能エネルギー(以下、再エネ)・省エネメニューの提供を開始することを発表した。

このメニューは、燃料費の高騰などに耐え得るレジリエントな再エネの調達を支え、デジタル技術を活用した省エネによって脱炭素とコスト削減の両立を支援する。これにより、各社は再生可能エネルギー証書の調達など即効性ある手段をとるだけでなく、中長期的な脱炭素経営を自律的かつ持続的に推進できるようになり、企業価値や製品価値の向上が見込めるという。

グリーンコンサルティングサービスの一環として提供するため、脱炭素戦略の策定や二酸化炭素排出量の可視化、情報開示の支援、二酸化炭素排出量を削減する仕組みづくりまで、ワンストップで支援できるようになったとしている。

なお、グリーンコンサルティングサービスとは、官民問わず業界特性を捉えたカーボンニュートラル関連の戦略策定から、NTTデータが有するデジタル技術を活用した排出量削減の実行支援まで実施するサービスだ。

再エネメニューについては、太陽光発電に関する用地確保や設計から、調達、建設、補助金活用、電力系統接続までの各種サービスをワンストップで提供する。太陽光発電は野立てだけでなく、屋根置きまたな営農型など柔軟な導入形態を検討できるほか、契約形態としてもコーポレートPPAにより初期投資を抑えられるとのことだ。

一方の省エネメニューでは、工場やデータセンターや大型商業施設などの大規模なエネルギー設備をもつ建物のほか、輸送・販売など自社内のオペレーション、サプライチェーンや貿易実務など企業間連携オペレーションといったユースケースに対して、デジタル技術を用いた効率化サービスを提供する。

省エネによって脱炭素とコスト削減を同時に推進するほか、グリーンコンサルティングサービスの知見を生かして、「どの部分の排出量から削減すべきか」「開示ルールに準拠できる削減方法は何か」といった観点からの支援も提供する。

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