ウィルグループのウィルオブ・ワークは3月29日、リアルバーチャルが提供するメタバースサービスを活用した「メタバース新卒採用」を開始したことを発表した。

「メタバース新卒採用」は、オンライン授業世代の就活生を対象とした採用活動の1つとしてスタートしたもので、PCやスマートフォンを介して24時間いつでもアバターで入退出することができるという。

メタバース空間内では企業情報閲覧だけでなく、実際の社内を見学することができるほか、今後は、メタバース空間内で企業説明会への参加や人事担当者との就活相談(予約制)を実装予定だという。

具体的にメタバース新卒採用で利用可能なサービスは、360度カメラで撮影された実際の会社内を、自由に見学できる「会社見学」、会社案内や人事制度など複数コンテンツの閲覧、会社説明会をメタバース空間内で参加できる「メタバース専用コンテンツ配信」、人事担当者やOB・OGと一緒にメタバース空間内で、直接顔を合わせながら就活相談が可能な「人事担当者と面談」が用意されているという。

  • メタバース新卒採用で利用可能なサービス

同社は、メタバース新卒採用によって学生側と企業側のミスマッチを減らすだけでなく、新社会人にとってのハードルやギャップを解消し、入社後すぐに誰もが活躍できるような環境を整えていきたい考え。また、入社後もメタバース内で社員同士のコミュニケーションを活発に行うことで、社内エンゲージメントの向上を図り、よりポジティブに働ける会社を目指したい方針。