レバテックが運営するレバテックキャリアは3月28日、社会人エンジニア300名を対象に実施した「ITエンジニアのリモートワーク事情調査」の結果を発表した。

現在リモートワークをしているエンジニアは、全体の71.7%という結果となった。その中で、リモートワークの頻度は「フルリモート(34.0%)」が最多で、約3人に1人がフルリモートで仕事をしていることが分かった。

  • 現在のリモートワークの実施頻度 引用:ITエンジニアのリモートワーク事情調査(レバテックキャリア)

また今後の働き方として、リモートワークを希望する人は全体の68.3%で、昨年度の調査では、全体の85.7%がリモートワークを希望していたことから、17.4ポイント減少していることが判明した。

リモートワーク経験があるエンジニアのうち、全体の43.7%がリモートワークによって仕事の生産性は「変わらない」と回答した。その一方で、エンジニアの半数以上が、リモートワークは仕事の生産性に影響を与えると考えている結果となった。

仕事の生産性が「上がると思う」と回答したのは、全体の35.8%で、生産性が上がると思う理由として最も多かったのは、「通勤時間を有効活用できるから」(89.0%)となった。次いで、「自らが働きやすい環境を作ることができるから」「時間の使い方を自由に調整できるから」という声が上がっている。

  • なぜリモートワークは仕事の生産性を上げると思うか 引用:ITエンジニアのリモートワーク事情調査(レバテックキャリア)

反対に仕事の生産性が「下がると思う」と回答したのは、全体の20.1%で、その理由として最も多かったのは、「コミュニケーションコストがかかるから」(58.8%)となっている。次いで「社員同士の関係構築ができず、相談しづらいから」という結果になっている。