NVIDIAは3月7日(米国時間)、同社のGPUを搭載したWindows PC向けに最新のホットフィックスドライバー「GeForce Hotfix Driver Version 531.26」をリリースした。該当するGPUには、Windows 11および10において、NVIDIAコンテナのCPU使用率が異常に高騰する問題が報告されていた。今回リリースされた最新バージョンのドライバーを適用することでこの問題の発生を回避できるという。

  • GeForce Hotfix Driver Version 531.26|NVIDIA

    GeForce Hotfix Driver Version 531.26|NVIDIA

NVIDIAは2023年2月28日に「GeForce Game Ready Driver」の最新版となるバージョン531.18をリリースしたが、このドライバーを適用した一部のPCにおいて、ゲームの終了後に「NVIDIA Container」というプロセスのCPU使用率が高い状態が続くという問題が発生していた。また、GeForce GTX 10、MX250、およびMX350シリーズを搭載した特定のノートPCにおいてランダムなバグチェックが発生する問題も報告されていた。

Hotfix Driver Version 531.26は、Game Ready Driver 531.18で発生していた問題を修正するためのホットフィックスである。ホットフィックスは問題の修正を優先してリリースされる緊急パッチであり、Game Ready Driverの正式なテストプロセスを経ていない。Game Ready Driverの正式な修正版は間もなくリリースされる見込みだが、Hotfix Driverを適用すれば正式リリースを待つことなく問題を回避することができる。