NTT e-Drone Technology(NTTイードローン)は3月1日、Wi-Fiを経由して遠隔地からの操縦指示による完全自動巡回を実現するドローンパッケージ「Skydio Dock and Remote Ops」の販売を開始すると発表した。飛行エリアにはWi-Fi環境が必要。

同パッケージは、ドローンに期待されているボタン一つで必要な場所へ飛行し、必要な作業を実施し帰還することを具現化したもの。ドローンを運用する際は現場にパイロットが必要という常識を覆し、遠隔にいるオペレーターおよびSkydioの自律飛行技術で安全に飛行することを実現する。

ドローンに対象施設内で指定した複数のポイントを記憶させ、ルート設定させるだけで、障害物等を回避しながら自動巡回を行う。その飛行ルート、タイムスケジュールを複数設定し、繰り返し飛行させることができる。

また、Dock内のクレードルに給電機能が備わっているため、自動給電が可能であり、ドローンの運用において手間となっていたバッテリーの充電作業を省力化できる。

オペレーターが遠隔地から「Skydio 2+ for Dock」を遠隔操縦できるほか、遠隔地から「Skydio Cloud」を経由し、撮影データを閲覧することにも対応している。

オプションとして、「Skydio Dockアクティベート講習」「Wi-Fi環境コンサルティング」も用意されている。