Microsoftは2月28日(米国時間)、「Introducing a big update to Windows 11 making the everyday easier including bringing the new AI-powered Bing to the taskbar|Windows Experience Blog」において、Windows 11のタスクバー検索ボックスに人工知能(AI: Artificial Intelligence)技術を活用したMicrosoft Bingの機能を統合すると伝えた。
本稿執筆時点で、この機能はアップデートKB5022913として提供され、詳しい内容に関しては「February 28, 2023—KB5022913 (OS Build 22621.1344) Preview - Microsoft Support」に説明がまとまっている。
2023年2月28日のKB5022913で導入される主な新機能は次のとおり。
- タスクバーの検索ボックスのエクスペリエンスを向上。検索結果が検索ポップアップボックスに表示されるようになった(AIを活用した新しいMicrosoft Bingの検索機能を使うにはMicrosoft Bingのプレビュー版を使用している必要があり、試したい場合は「新しい Bing - 詳細情報)」から順番待ちリストに参加する必要がある)
- タスクバーにおけるタブレットデバイス対応を強化
- タスクバーにおけるシステムトレイのUIを改善
- タスクマネージャに表示一覧のフィルタリング機能を追加(バイナリ名、PID、パブリッシャ名での絞り込みが可能)
- タスクマネージャにおけるアプリ固有テーマのサポート
- 省エネルギーに関する推奨事項機能(設定アプリ「システム」→「電源とバッテリー」→「エネルギーに関する推奨事項」)
- Azure Active Directory (AAD)を利用している場合、AIを利用した推奨コンテンツがスタートメニューに表示されるように変更
- ニューラル処理装置(NPU)を持つデバイスにタスクバーのクイック設定から直接エフェクトにアクセスできるように変更
Microsoftは上記以外にも、開発版Windows 11において次の機能開発を行っていることについても言及している。
- iPhoneにおける電話やテキストメッセージの通知をWindows 11に伝える「Phone Link for iOS」
- Phone LinkにおけるAndroidとの連携の強化
- Windows Studio Effects関連の機能強化
- Microsoft Teams関連の機能強化
- クイックアシスト機能の改善
- ウィジェット機能の改善
- タッチスクリーン関連の改善
- Snipping Toolによるスクリーン動画の撮影を実現
- メモ帳のタブUI/UX対応
- 省エネルギー機能のさらなる対応幅の増加
新機能の多くは2023年3月のWindows Updateで「Windows 11, version 22H2」に対して提供されると説明されている。