スタッフサービス・エンジニアリングは3月1日から、スキルアップAIのGX(グリーン・トランスフォーメーション)人材育成プログラムである「スキルアップグリーン」を導入し、2024年3月末までに3000人のGXエンジニア育成を目指す。
2020年10月に政府が、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボン・ニュートラルを目指すことを宣言したことを受け、労働市場では広い範囲での労働移動が見込まれている。特にエネルギー業界や自動車業界などでは、カーボン・ニュートラル実装のための知見やスキルを持つ人材が早期に求められることが推測されるとのこと。
そのため、人手不足の解消や、エンジニアの更なる活躍を支援するため、早期にGX関連スキルを持ったエンジニアを育成していく必要があると同社はみている。同社は、常用型派遣エンジニアに対してスキルアップグリーンを活用し、リスキリングを図るとしている。
まずは、カーボン・ニュートラルを始めとするGXの知見を持つ人材を育成し、段階的な研修を通して、エネルギー業界や自動車業界におけるCO2削減に向けた設計・開発や、GXによる新たなビジネスを推進するエンジニアを創出する。また、エンジニアのキャリア形成の選択肢を広げると共に、GX分野のキャリア形成を通して待遇向上も支援するとしている。
実施する講座は、カーボン・ニュートラル実現に向けて、全てのビジネスパーソンが身に付けておくべき基礎知識を体系化した内容。企業が具体的な取り組みに移行できるよう、全社員レベルのリテラシーとして、全体像を俯瞰できるように構成したとのことだ。