昨今、世界中で医療機関を狙うサイバー攻撃が増加の一途をたどっている。今年1月に、大阪急性期・総合医療センターがサイバー攻撃を受けて、診療のほとんどを停止したことは記憶に新しい。
医療機関では電子カルテシステムなどITシステムの導入が進んでいるうえ、医療機関が抱える患者のデータは非常にセンシティブであり、漏洩した場合の影響が大きい。
今後、医療機関にまつわるサイバー攻撃の脅威が収まることはないだろう。医療機関がサイバー攻撃を回避するには、どのような対策を講じるべきなのだろうか。
今回、パロアルトネットワークスのField CSOの林薫氏とシニアSEマネージャーの本間庸之氏に、医療機関のサイバーセキュリティについて聞いた。