凸版印刷は1月26日、自然災害への対策として児童および生徒の防災レベル向上を目的とするデジタル教材「デジ防災」を開発したことを発表した。
同サービスはデジタルデバイスを使用し、1回あたり10分から15分ほどの時間で学習できるため、通常の学校カリキュラムを削ることなく、密にならずに地域や学校による防災教育を提供できるという。児童・生徒の回答結果を可視化するシステムを搭載し、学習内容が身についているかを確認可能だ。
提供するコンテンツは小学1年生から中学2年生までの学習に対応し、学年ごとに段階を踏みながら着実に防災知識を習得できることを目指したとしている。クイズ形式で各学年10コンテンツ、計80コンテンツを搭載している。
学習結果はクラス単位・学校単位・地域単位で集計可能。防災レベルを管理し地域の防災計画につなげられるという。年度ごとの結果推移や弱点の可視化を促し、防災知識の偏りを減らせる。
提供価格は在校生100人以上の学校は1校あたり年間15万円、100人未満の学校は年間10万円。