Google Chromeはその拡張機能の豊富さが魅力の一つだが、Webサイトによっては特定の拡張機能を使用している場合に正常に動作しないケースもある。そのようなWebサイトを訪問する場合は一時的に拡張機能を無効にする必要があるが、現在のところ、拡張機能の無効化はすべてのWebサイトに対して一律に適用されてしまため、不便な思いを強いられることになる。しかし将来的に、この状況が改善される可能性があると、Bleeping Computerが1月14日、「Google Chrome to let you disable or enable extensions per site」において伝えている。

Bleeping Computerによると、Googleは現在、サイトごとに拡張機能の有効/無効を簡単に切り替えられるー新機能の開発に取り組んでいるという。この開発中の新機能は、RedditユーザのLeopeva64-2氏の次の投稿によって明らかにされた。

同氏によって投稿されたGIFアニメーションでは、Chromeの拡張機能メニューに、現在開いているサイトに対して拡張機能の有効/無効を切り替えるトグルスイッチが追加されていることを確認できる。ここで拡張機能を無効に設定することで、そのサイトは全ての拡張機能を無効化して閲覧できるようになるという。

  • 拡張機能メニューに拡張機能の有効/無効を切り替えるトグルスイッチが追加されている

    拡張機能メニューに拡張機能の有効/無効を切り替えるトグルスイッチが追加されている 引用:Leopeva64-2氏のRedditへの投稿

またBleeping Computerでは、この新機能の一環として、拡張機能メニューから特定のサイトに対して各拡張機能を個別に有効化/無効化できる機能も提供される予定と伝えている。

Webサイトごとに使用する拡張機能を選択したいユーザーにとって、この新機能は非常に待ち遠しいものだろう。ただし、Googleからはまだこの機能に関する公式な発表はないため、いつ利用できるようになるのかは定かではない。