ビジネス向けのスマート電話「MiiTel」などAI活用のサービスやツールの提供を行うRevComm(以下略、レブコム)は1月16日、同社が強みを持つAI音声解析技術の更なる向上のため、AIを用いたコミュニケーションの分析・研究を行う専門の開発組織「RevComm Research(レブコム・リサーチ)」を新設した。
同社は、音声技術とAIを活用したソリューションの開発・販売を行うベンチャー企業で、電話による営業や顧客応対をAIでテキスト化し解析・可視化するクラウドIP電話「MiiTel」などの提供を行っているが、RevComm Researchでは人と人との間で発生するコミュニケーション摩擦にフォーカスし、音声認識や自然言語処理、マルチモーダルAI技術(複数種類のデータから処理を行うAI)などを活用して、"目に見えないコミュニケーションのいろいろな要素を見える化する"研究を行う。
昨年12月20日には、AI搭載オンライン商談解析ツール「MiiTel for Zoom」(ベータ版)においてAIによる重要キーワードの確認や要約機能を提供するなど新機能の開発にも意欲的な同社。インサイドセールス市場を中心に展開するサービスのコアとなる"コミュニケーション"の深掘りを開発組織の新設により、さらに進めていくことになる。