2023年1月10日をもってWindows 7 (Extended Security Update Year 3)およびWindows 8.1のサポートが終了した。以降、これらWindowsに対してセキュリティアップデート、非セキュリティアップデート、バグフィックス、テクニカルサポートは提供されない。サポートが終了した製品を使い続けることはできるが、セキュリティのリスクが高い状況になる。サポートが提供されているより新しいプロダクトへ移行することが望まれる。
Windows 7は2022年1月14日にすでにサポートが終了している。しかし、MicrosoftはProfessional、Enterprise、Professional for Embedded Systemsエディションに関しては、追加で最大3年間の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)を提供。このプログラムのサポート期間が2023年1月10日であり、これでWindows 7のサポートは終了となる。
StatCounterの報告によると、2022年12月のWindowsプラットフォームにおけるWindows 7のシェアは11.2%、Windows 8.1のシェアは2.6%とされている。同月におけるWindows 11のシェアは16.97%であり、Windows 7は依然として影響力のあるシェアを持っている。
サイバー犯罪者はWindowsの累積更新プログラムを解析することで、Windowsへの攻撃手段を得ることがある。Windows 7やWindows 8.1は今後アップデートが提供されないことから、こうしたサイバー攻撃のリスクが高まる。これら製品を依然として使っている場合、サポートが提供されているより新しいバージョンを使うことが望まれる。