スタディストは1月10日、同社のマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」の東京ガスへの導入を発表した。

  • 写真や動画を使ったわかりやすいマニュアル(スタディスト導入事例より)

導入されたのはLNG基地や火力発電所などを管理する東京ガスのエネルギー生産本部で、事務系・システム系・現場作業系とマニュアル数は800を超えている。Office系ソフトで作成された文章中心のものが多く、読みにくさや保管場所のバラつきなどの課題を持っていたが、若手社員が発起人となり導入を進め、2021年12月にマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を本格導入。教育分野のほか、映像による音・動きを活用できる分野、特定の人しか持たないノウハウなど導入効果が見込める分野を優先的にマニュアル化を実施、動画や画像中心のマニュアルを作成することで新人や異動者への教育時間の短縮、クラウド上での共有により拠点間の知識共有を可能にするなど業務効率化に貢献している。

年内にはLNG基地内でのマニュアルコンテストも計画しており、新規作成やブラッシュアップのエントリーを袖ケ浦LNG基地で募集しているが、マニュアルを新たに起こし、整備していくことで新たな課題や効率化の発見も現れる。2019年に策定した経営ビジョン「Compass2030」に基づきオペレーションやメンテナンス効率化を追求する同社は、安全や安心を担保しながら業務効率化を推進できるマニュアル改革を進める。