グレープシティは12月21日、デスクトップ、Web、モバイルに対応した業務アプリケーション開発に300種類を超えるコントロールセットを収録する.NET対応コンポーネントパッケージ「ComponentOne(コンポーネントワン)」の最新バージョン2022J v3をリリースした。

「ComponentOne」(公式Webサイト)

「ComponentOne」(公式Webサイト)

「.NET 7」対応と「.NET 6」サポートを強化する最新版では、2022年8月にリリースされたWindows用アプリケーションフレームワーク「.NET Framework 4.8.1」をサポート。ComponentOne for WinFormsの「Excel for .NET」に複数の.NET実装で使用できる".NET Standard"対応のコントロールを追加している。これにより「Windows Forms」「WPF」「ASP.NET MVC」「WinUI」においてExcelファイルの読み込み、作成、編集、保存可能なアプリケーションが開発できる。

Windowsデスクトップアプリ構築のためのUIフレームワーク「Windows Forms」では、Visual Studioでのデザイン時に使用できる「FlexGrid」の列エディタが.NET 6アプリケーション開発時にも利用できるようになるほか、列フィルターにオプションを実装できるカスタムフィルタ機能も備わる。また「FlexChart」では、描画範囲を絞った分析が可能になる範囲エディターもサポート。その他、「WPF」プラットフォームの機能も強化され、最新のUI「Material」と「Material Dark」テーマが利用できる。

  • 「FlexGrid」の列エディタ (同社資料より)

    「FlexGrid」の列エディタ (同社資料より)

「ComponentOne」は、1年定額制のサブスクリプション方式での提供となり、最上位エディション「ComponentOne Enterprise」は初期費用1ユーザーライセンスにつき165,000円、更新費用が82,500円。