不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULLは12月14日、街歩き物件検索ARアプリ「Finding Serendipity」を開発、Appleのテストシステム「TestFlight」上でパブリックテストを開始したことを発表した。素敵な"偶然"が見つかる街歩きをコンセプトにする「Finding Serendipity」は、「Ingress」や「ポケモン GO」を開発した米Niantic社のAR開発キット「Niantic Lightship ARDK」が使用されている。街歩きをしながら、出会った街の魅力をAR内に記録・共有しつつ付近の物件情報を提供、体験と住まい探しを融合するサービスとして開発されている。
街歩きでの体験を保存・共有できるアンカー機能、VPS(Visual Positioning System)を活用したARドローイング機能、その場で不動産物件を検索できる機能を搭載。特定の場所に「アンカー」を設置し、体験を画像や動画、音楽、スタンプなどで位置情報・撮影角度を含めて記録。ARドローイング機能では、Wayspot(AR内に設置される道標)上で線を描画することが可能で、文字や絵などを書き込める。
物件検索機能では、気に入った場所付近の物件検索機能に加えて、事前に条件を登録しておくことで、希望物件付近に近づいた場合にメイン画面に通知してくれる機能や同社の3D間取りシステムを活用し、AR上に物件を並べて広さの比較ができる機能なども提供。パブリックテストはiOS環境でのみ実施、Testflightのパブリックリンク機能を活用し、上限10,000ユーザーが参加できる。推奨機種はLiDAR搭載のiPhone 12以上のPro/Pro Maxで推奨OSはiOS 16以上。