アステリアは12月12日、インターネットイニシアティブ(IIJ)と協業し、12月21日から提供されるIIJの「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」のデータ連携基盤として「ASTERIA Warp」が採用されたことを発表した。

「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」は、クラウド利用におけるデータ活用を推進するデータ連携サービス。オンプレミスのシステムとクラウドサービス間を流れるデータを同サービスに集約することで、既存のシステムに影響を与えずに必要なデータを抽出し、クラウドサービスへデータを連携する。

今回「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」では、Warp Core+、Warp Standard、Warp Enterpriseという3つの製品ラインアップをベースとして開発された3種のスペックを提供する。また、多様なクラウドサービスやシステムと連携する約90種類のアダプタも搭載し、幅広いデータ連携をノーコードで実現する。

IIJのサービスに組み込まれる製品スペックは、「エントリー」「スタンダード」「エンタープライズ」の3種類。「エントリー」は、Warp Core+ がベースの同サービス専用仕様で最小限のデータ連携機能を搭載しており、月額12万円から。「スタンダード」は、Warp Standardがベースの同サービス専用仕様でエントリー版に加え豊富なデータ連携機能を搭載しており、月額29万円から。「エンタープライズ」は、Warp Enterpriseがベースの同サービス専用仕様でスタンダード版に加え大規模大容量の処理が可能で、月額35万円からになっている。

今回の採用によりWarpがマネージドのクラウドサービスとして提供され、これから大きな成長が見込まれているiPaaS市場への展開を開始する予定だという。iPaaSとは、複数のクラウド環境上に分散している異なるサービスやアプリケーション同士を連携・管理するためのクラウドサービス。