ESETは11月24日(現地時間)、「10 tips to avoid Black Friday and Cyber Monday scams|WeLiveSecurity」において、ブラックフライデーおよびサイバーマンデーの詐欺を回避するための10のヒントを伝えた。ショッピングの季節に油断は禁物だとして、年末商戦で最も多い詐欺の手口に注意するよう呼びかけている。
多くのECサイトでブラックフライデーおよびサイバーマンデーが開催されている中、詐欺師たちも無防備な被害者から金を巻き上げようと攻勢を強めているとESETは警告している。この時期になると、偽の取引や偽のギフトカード、偽の注文や配達の未着などの最も一般的な詐欺の手口が増加するといわれている。
これらの詐欺の被害にあわないよう、10のヒントが紹介されている。ヒントは次のとおり。
- リスクに気をつけ、あまりにも真実味のないオファーには絶対に注意する
- 正規のWebサイトを利用する。URLが正しいことやHTTPSプロトコルを使用しているかどうかを確認し、検索エンジンで対象の小売業者やWebサイトを検索し、レビューを確認する
- マーケットプレイス詐欺に気をつける。eBayやInstagram、Facebookなどのプラットフォームの一部の売り手は詐欺師である可能性が高いとみられている
- ソーシャルメディアで友人から送られたリンクに注意する。自身が詐欺にだまされるように友人もだまされてしまう危険性がある。友人が誤って怪しいWebサイトへのリンクを転送する可能性がある
- PayPalなどの決済代行業者を利用したり、オンラインショッピング保険に加入したりする、使い捨てのバーチャルカードなどを利用して安全な支払い方法を選択する
- お得な情報に注意する。信じられないような値段で売られている場合、詐欺である可能性が高いと疑う
- 公衆Wi-FIは使わない。オンラインショッピングやバンキングなどで絶対に利用しない
- データを暗号化する仮想プライベートネットワーク(VPN: Virtual Private Network)の利用を検討する。仮想プライベートネットワークを使用することで個人情報が攻撃者に傍受されるなどの根本的なリスクを最小限に抑えることができる
- 二要素認証(2FA: Two-Factor Authentication)または多要素認証(MFA: Multi-Factor Authentication)を有効にする。ログインをより安全にし、犯罪者がアカウントにアクセスするのを難しくすることができる
- デバイスを安全に保つ。スマートフォン、ノートパソコン、タブレットデバイスのOSを最新版にアップデートし、アプリやその他のソフトウェアもすべて最新のものに更新することで既知の脆弱性に対処でき、攻撃者から身を守ることができる
詐欺師たちに対して紹介されているヒントを実践し、ブラックフライデーやサイバーマンデー、オンラインショッピングで詐欺師の一歩先を歩み、身を守ることが望まれている。