資生堂とディー・エヌ・エー(以下、DeNA)子会社のDeNAライフサイエンスは11月25日、データ解析に関する包括連携協定を11月24日に締結したことを明らかにした。

資生堂はテクノロジーを活用して一人一人が自分らしい美しさを実現するためのサービス構築を目指しているという。これまでに、店頭を含む顧客接点や研究領域で蓄積してきた、肌や身体、心、化粧習慣、生活習慣に関するデータの解析を進めている。

両社は今回の協定により、DeNAグループの技術力やDeNAライフサイエンスの研究に基づくヘルスケアソリューションの開発経験、アカデミアや複数の企業との共同研究によるノウハウなどを掛け合わせることで、スピーディかつ高精度な解析の実現を目指すとのことだ。

また、それらの解析結果を、肌と身体と心の関係性に着目した、資生堂の「Beauty Wellness」の考え方に基づいたサービスへと活用していく方針だとしている。

具体的には、資生堂が持つデータをDeNAライフサイエンスの技術を活用して解析するなど、双方が持つライフサイエンスおよびデータ解析に関する資源の活用などに取り組む。また、解析結果に基づいて生活習慣や身体などの因子と肌との関係性についての理論や数式構築などにも着手する。