ラックは11月22日、新規事業開発部が行うコーポレートベンチャーキャピタルの案件として、介護施設や個人宅への在宅調剤、訪問調剤を中心に事業を展開するメディバリーへの投資を10月31日に実施したことを明らかにした。
現在ラックは、街全体のセーフティなデジタル利活用により活力ある地域の未来の街作りを目指す「town/SmartX事業構想」の実現に向けて、独創的な技術やアイデアを持つベンチャー企業との連携を進めているという。これまでにもスマートシティやデジタルヘルスなどの領域を中心に、社会的課題の解決に挑戦するベンチャー企業へ投資している。
メディバリーはIoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスやアプリを活用した次世代の医療体制の構築を目指す。医療機器やスマートシティと連携したオンライン服薬指導を実現するために、今後は介護施設や個々の患者へIoT機器を展開する予定とのことだ。
メディバリーの事業で集約したデータを各企業および各地域で利活用するためには、データを安全に管理する技術が求められ、ラックのtown/SmartX事業との協業や共創が見込めるため出資に至ったとのことだ。