スパイダープラスとリコーは11月22日、リコーが提供する「RICOH360」プラットフォームを活用した「AI超解像連携機能」を、スパイダープラスが提供する建設業のDX(デジタルトランスフォーメーション)サービス「SPIDERPLUS」に実装したことを発表した。
今回の機能追加は、両社が8月2日に発表していた協業の取り組みの一つだ。11月21日から体験版としてリリースし、SPIDERPLUS導入現場での試行を進めている。
建設現場では施工や検査の記録や進捗報告のために、明るい屋外のみならず天井裏の配管など高所や暗所、閉所などさまざまな場所で撮影を行う必要がある。これに対して、SPIDERPLUSは2017年からRICOH THETAと機能連携しており、RICOH THETAで撮影した360度画像を施工記録写真として撮影し、保存できる機能を備えている。
今回追加したAI超解像連携機能では、リコーの画像処理技術とAI技術を活用して、クラウド側で360度画像を補正できるようになったという。足場や視界に限界を伴う建設現場においても、画像の鮮明度向上が期待できるとのことだ。