サイボウズとパソナは10月19日、両社が共同で、パソナに登録するエキスパート・スタッフ(派遣登録社員)向けに「kintone認定資格取得講座」を開講し、約2か月間かけてkintoneを取り扱うことができるDX(デジタル・トランスフォーメーション)人材の育成に取り組むと発表した。2025年12月までに新たに2000人の育成を目指す。

  • 育成の流れ

パソナグループは、従業員を対象にリスキリングによる研修プログラムを拡充し、2024年5月までにグループ全体で約3000人のDX人材の育成を目指しているという。また、エキスパート・スタッフ向けには、研修・スキルアップ機会の提供など多様なキャリア・サポートを行っているとのこと。

エキスパート・スタッフ向けのキャリア・サポートの一環として、自身でアプリを構築し、業務改善を図れるツールとして、サイボウズのクラウド・サービスであるkintoneを用いて業務を遂行できるスキルの習得を目標に、両社が共同でkintoneの公式認定資格である「kintone認定 アソシエイト」取得に向け支援していくとしている。

ノーコード/ローコード開発ツールを使用する顧客が拡大しており、自治体や民間企業において、kintoneを用いたパソナのエキスパート・サービス(人材派遣)/BPOサービスで就業中のスタッフは1500人を超えているという。

今後もさらなる需要拡大が見込まれることから、2025年12月までに新たに2000名の育成を目指していく。なお、同講座の講師はサイボウズの社員が務めるとのことだ。