NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月17日、2つのSIMカードを挿入することで通信を冗長化するソリューションを12月より提供開始すと発表した。
このソリューションは、「ドコモIoTマネージドサービス」とIoT向けモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile TypeS」を組み合わせることにより、複数キャリア冗長化を実現する。メイン回線としてドコモのSIM、サブ回線としてICM(S)のSIMを利用する。
ICM(S)のSIMは通常、ドコモと他キャリアの回線のうち電波の強い方に接続するが、本ソリューションでは他キャリアの回線にのみ接続され、メイン回線に接続できなくなった場合には、ICM(S)を通じてサブ回線に切り替わる。また、メイン回線に接続可能となった場合は自動でメイン回線に復帰する。
メイン回線・サブ回線どちらもNTT Comが用意するため、顧客自身でサブ回線の契約・調達を行う必要はないという。また、サブ回線として使用するICM(S)は従量課金制のため、使用しないときは月額費用を抑えることができる。
利用料金は要問い合わせ。