ライブリッツは、9月28日、同じフューチャーグループのネイロと協業し、ライブリッツが提供するメタバースプラットフォーム「MetaStation」にネイロの持つゲーム開発技術を融合させ、メタバース空間にてさまざまなビジネス活動ができるプラットフォームへ進化させる開発を開始したことを発表した。

同サービスにより、説明会、セミナー、展示会、ショー、ライブイベントなどこれまで現実の会場やWebサイトで展開されてきたコンテンツをメタバース空間で表現することで新たなユーザー体験を創出するサービスを支援していく方針。

ライブリッツは、XR(クロスリアリティ)を活用したサービスの開発に積極的に取り組んでおり、プロ野球投手の投球軌道をVRで再現するコンテンツの提供や、「MetaStation」にフューチャーのサステナビリティの取り組みを再現するなどの実績を持つ。

一方で、ネイロは、ハードウェアや3Dの最新技術を活かしたゲーム開発、サウンド制作、バーチャルライブ制作など豊富なクリエイティブ事業の実績があるほか、MMO(大規模多人数型オンライン。数百~数千人が同じサーバーに一度にログインしその空間を共有)を実現する高いネットワーク技術力を活かし、メタバース空間での企業のオンライン展示会を企画・開発したという。

今回、この二社の協業により、「MetaStation」をゲームクオリティに引き上げ、よりリアリティあふれるイベント会場や店舗、オフィスの構築や、表現力豊かな3Dキャラクターによる案内や接客、来場者とのコミュニケーションが可能になるという。今後、同サービスは、ライブリッツが読売ジャイアンツ、ジャパンラグビートップリーグのNTTドコモレッドハリケーンズ大阪、Jリーグの清水エスパルスなど多数のスポーツチームに提供するEC・顧客管理システム「Fast Biz」との連携を予定しているという。これにより来場者の顧客組織への誘導や、顧客限定のイベントや顧客間の交流促進など、場所にとらわれない多彩な顧客向けサービスの実施が可能となるという。

ライブリッツは、これからもフューチャーグループの強みを活かしながらメタバースをはじめとする最先端技術を追求し、新たなビジネスにチャレンジする企業とともに新たな価値を創造し続けたい考え。