MAIA、グラミン日本、SAPジャパンの3社で構成する「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」は9月28日、鹿児島市と実証事業「かごしまデジタル女性(おごじょ)プロジェクト」における連携協定の締結を発表した。

両者は協定に基づき、次の6事項について連携・協力していく。

  1. 「かごしまデジタル女性(おごじょ)プロジェクト」の広報、啓発、募集に関すること
  2. 女性のデジタル技術習得に関すること
  3. デジタル技術を習得した女性の就労、創業支援に関すること
  4. 女性の多様な働き方への理解促進に関すること
  5. デジタル技術習得を目指す女性及び習得した女性のコミュニティ創出に関すること
  6. その他、女性デジタル人材の活躍と地域活性化に関すること

同プロジェクトは、デジタル技術を活用できる女性人材の育成を目指し、募集・教育・就労支援を一貫して行うものだ。プロジェクトの応募者には、ビジネス基礎知識やITスキルなどの習得を目的とした約3カ月半のオンライン研修が実施される。研修修了後には、コンソーシアムから就労先の紹介や融資などの創業支援が実施される。

プロジェクト第1期の募集内容については、10月27日にオンライン説明会が開催される予定だ。同期ではSCSK、SCSKニアショアシステムズ、鹿児島市内の企業、東京都内の企業などがSAP関連業務の就労機会を提供する。

  • 「かごしまデジタル女性(おごじょ)プロジェクト」のイメージ

    「かごしまデジタル女性(おごじょ)プロジェクト」のイメージ

でじたる女子活躍推進コンソーシアムでは、デジタル技術を活用できる女性人材の募集から育成・教育および就労支援を実施している。2022年6月には、愛媛県で支援プロジェクトの第1弾として「愛媛でじたる女子プロジェクト」が発表された。

なお、コンソーシアムにおいて、MAIAはデジタルリスキング教育、就労促進プログラムを提供し、グラミン日本は精神的自立支援や無担保少額融資による支援を実施する。SAPジャパンはデジタル人材育成、活躍推進プラットフォームの提供、および就労機会提供企業とのエコシステム構築・拡大を推進する。