ソラコムは9月28日、SMS送信サービス「Soracom Cloud SMS Delivery」の提供を発表した。

同サービスは、SMSの一斉送信を自社の顧客管理システムなどに組み込んで利用することができるAPIサービスとなる。国内では、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアの任意の電話番号にSMSを送信することができる。1通あたり全角264文字まで、半角英数字の場合は560文字まで配信可能だ。

サービス利用にあたって初期費用は発生しない。月額費用(税抜)は3万円となり、4000通のSMS送信が可能だ(4000通を超える利用の際は要問い合わせ)。

なお、同サービスは、利用にあたって利用の目的、使い方、導入時期などを同社に申請する「Limited Preview」として提供される。

同社が提供するIoTプラットフォーム「SORACOM」では、SMS送信はSORACOM IoT SIMの一部で利用できたが、送信対象はSORACOMで管理されているSIMに限られていた。今回提供するサービスをAPIで呼び出すことで、自社システムからSMS送信を行える。

例えば、任意のユーザーに1通SMSを送信したり、キャンペーンの通知などを多数のユーザーに対して一括送信したりできる。また、宛先ごとの送信完了、送信失敗などの送信ステータス確認や指定の通知先への連携も必要に応じて開発可能だという。