Reviews.orgは9月20日、「Streaming in 2022: Is Netflix in for a Big Subscriber Surprise?|Reviews.org」において、1000人のアメリカ人を対象としたストリーミングサービスの利用状況に関する調査結果を公表した。レポートによると、平均的なアメリカ人は4つのストリーミングサービスに加入しており、最も人気があるのはNetflixで77%の人が加入しているが、そのうちの約4分の1が2022年中の退会を計画していることがわかったという。
退会する最大の理由として挙げられているのが利用料金の増加だ。アメリカでは、Netflixのベーシックプランの月額料金が3年間で11%、スタンダードプランとプレミアムプランがそれぞれ20%と25%増加している。Reviews.orgの調査では、現在アメリカで人気のある上位8つのストリーミングサービスの中で、Netflixは平均プランコストが最も高くなっているという。
もう1つの退会理由はコンテンツの不足だ。回答者の3分の1がNetflixに見たい番組がなくなったと答えたという。Netflixは、既存の人気のテレビ番組や映画のライセンスをストリーミング用に取得することで人気を博したが、近年ではそれらの番組や映画は他のストリーミングサービスへの移行が目立っているという。
レポートでは、回答者のうちの70%が「最も利用しているストリーミングサービス」にNetflixを挙げており、続くHBO MAX(9.91%)、Disney+(6.18%)、Peacock(4.25%)などを大きく引き離している。しかし、25%が退会を計画しているという結果を見る限り、その人気も決して盤石なものとは言えなそうだ。