マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューション「xID」を提供するxIDは9月20日、同日から住民通知をデジタル完結するサービス「SmartPOST」の提供を開始することを発表した。

「SmartPOST」とは、マイナンバーカードに特化したデジタルIDアプリ「xID」で利用できる自治体と住民をつなぐための新サービス。同サービスの特徴は、マイナンバーカードを保有する住民の手元へ正確に通知を届けることができ、本人しかそのメッセージを見られない点にあるという。また、住民に対するメッセージの一括送信・個別送信を手間なく行え、これまで郵送に頼っていた通知物をデジタルで送付可能になる。

具体的には、自治体職員は専用の管理画面から「xID」の「自治体からのお知らせ」サービスの利用を希望する住民に、目的に合わせた通知を送ることができる。住民がその通知を開封したかどうかを確認することも可能で、年明けからは自治体のネットワーク環境「総合行政ネットワーク(LGWAN)」に接続し、職員業務端末から利用できるようになるという。

  • 利用のイメージ

同サービスの提供に至った背景としては、住民サービスのデジタル化推進に関する「片道だけのデジタル化」「自治体のオンラインサービスへの導線不足」「マイナンバーカードの利用促進施策の不足」という課題を解決し、官民共創による自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することがあるという。