NECは9月8日、テスト採点支援ソフトウェア「EdLog クリップ採点支援システム」の新バージョン(Ver3.3)を9月30日より提供開始することを発表した。価格はオープン。あわせて、同ソフトウェアやテスト採点に関連するシステムの導入を代行するサービスも提供開始する。

  • 分析機能(左:レーダーチャート表示、右:グラフ表示)

    分析機能(左:レーダーチャート表示、右:グラフ表示)

「EdLog クリップ採点支援システム Ver3.3」 では、テスト採点後の児童生徒に向き合った指導をサポートする「分析機能」と「ソート機能」を新たに追加した。

「分析機能」は、個人成績の推移グラフの表示や個人とクラス/学年平均点との観点別レーダーチャートを表示でき、児童生徒の個々の成績を把握しやすい。

また、「ソート機能」では、設問ごとの採点終了後、個人ごとに解答用紙全体を確認するプレビュー画面において、過去の履歴の中から任意で選択したテスト結果との得点差が大きい順、小さい順に並べ替えて確認することが可能。

  • ソート機能(プレビュー画面)

    ソート機能(プレビュー画面)

これら機能により教員は、テスト採点結果をもとに現在と過去の差分や個人ごとの理解度を把握しやすくなり、テスト後の解説授業の準備や児童生徒への解説コメント作成を効率化して「児童生徒の学習状況の見取り」を支援するとしている。また、現行バージョンの採点効率化機能、解説コメント記入機能、模範解答作成機能と合わせて、教員による「個別最適な学び」のための指導を支援するという。

  • ソート機能(並べ替え画面)

    ソート機能(並べ替え画面)

新たに提供開始する「クリップ採点支援システムインストール」は、テスト採点支援ソフトウェアのインストール代行および起動確認(ソフトウェアの起動と画面遷移の確認)を行うサービス。さらに、既存オプション「クラウド連携パック」のインストール代行とクラウドとの連携状態を確認する「クラウド連携パックインストール」のサービスも用意する。どちらも価格はオープン。

なお、導入前に使用感を試すことができる無料体験版も用意しており、ユーザの要望に応じて導入前検証の支援にも対応するということだ。