サイバーセキュリティクラウドは8月22日、ブラック・ハッカーによるサイバー攻撃から日本の防衛産業を守るべく「防衛関連事業者向け サプライチェーン防衛パッケージ」を開発し、提供を開始することを発表した。

同製品はクラウド型WAF(Web Application Firewall)「攻撃遮断くん DDoSセキュリティタイプ」と脆弱性情報収集ツール「SIDfm Group」をセットで利用できるようになるパッケージだ。

  • 防衛関連事業者向け サプライチェーン防衛パッケージの提供を開始する

    防衛関連事業者向け サプライチェーン防衛パッケージの提供を開始する

攻撃遮断くん DDoSセキュリティタイプは、ブラック・ハッカーなどによる企業のサービス停止を狙った大規模なDDoS(Distributed Denial of Service)攻撃からWebサイトを守るセキュリティサービス。WAFによるセキュリティ対策とDDoS攻撃対策を同時に行え、DNS(Domain Name System)を切り替えるだけで導入可能。また、導入後のユーザーによる作業が不要で、専任の技術者は必要ないとのことだ。

  • 攻撃遮断くんのサービスイメージ

    攻撃遮断くんのサービスイメージ

SIDfmは、日々公表されるOS(Operating System)やアプリケーションの脆弱性(セキュリティホール)情報を専門のアナリストが評価し、対策に必要な情報を日本語で解説したコンテンツを蓄積した脆弱性情報データベースだ。コンテンツは脆弱性の情報だけでなく、日々のセキュリティ関連情報や技術情報が有機的に関連付けられており、組織内の情報セキュリティの情報基盤としての利用も期待できるとのこと。Groupライセンスでは、使用しているOSやソフトウェアを登録することで、その脆弱性の関連情報だけを表示させることが可能だ。

  • SIDfmのサービスイメージ

    SIDfmのサービスイメージ

同製品は防衛関連事業に関わる事業会社を対象に、9月末日までの申し込みと利用開始で、初期導入費用、および初月度の月額費用を無償で提供するという。