米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は8月18日(米国時間)、「Cisco Releases Security Update for Cisco Secure Web Appliance|CISA」において、シスコシステムズの複数製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。

これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。脆弱性に関する情報は次のページからたどることができる。

シスコからは短期間に比較的多くのセキュリティアドバイザリが発行される傾向が続いている。この1週間で発行または更新された脆弱性は次のとおり。

  • [重要] 2022年08月17日 CVE-2022-20871 Cisco Secure Web Appliance特権昇格のセキュリティ脆弱性
  • 警告 2022年08月17日 CVE-2022-20829 Cisco Adaptive Security Device ManagerおよびAdaptive Security Appliance Softwareクライアントサイドにおける任意コード実行のセキュリティ脆弱性

この1週間で発行または更新されたセキュリティアドバイザリは2個で、このうち1つは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。

既に公開されているセキュリテアドバイザリがアップデートされたり、同じ製品であっても短い間隔で別のセキュリティアドバイザリが発行されたりすることがある。Cisco Systemsの製品を使っている場合、掲載されているリストを日付などで整理しながら漏れなくチェックすることが望まれる。