リコーは8月9日、対話をリアルタイムにグラフィック変換してコミュニケーションをサポートするビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph(ピグリフ)」を活用したチームビルディングワークショップを、シェイクと共同開発したことを発表した。8月22日から提供を開始する。
両社はグラフィックを活用してワークショップの対話を可視化することにより、オンラインでの参加者も含めたコミュニケーションを活発化し、多様な意見を織り交ぜた新たなアイデアの創発とチームの一体感醸成に貢献するとしている。
リコーが提供するpiglyphは、音声や入力された文字に関連するグラフィックがリアルタイムで画面上に提案され、その中からイメージに合うもの選んで利用できるシステム。同システムにより対話がリアルタイムにグラフィックに変換されることで、参加者は対話内容に具体的な共通認識が持てる。
ワークショップでは、社員研修専門のファシリテーターの進行に従い、個々のメンバーのチームへの思いを対話の中で開示して、その対話の様子をpiglyphで可視化する。リアルタイムな発言の可視化は参加者の間で共通認識を構築するとともに、オンラインでの発話のハードルを下げて対話の活性化にも貢献すると期待される。
専門のファシリテーターが心理的安全性を確保する場を作り、本質的な問いかけによってメンバーに働きかけ、質の高いワークショップを目指すとしている。ワークショップを通じて、チーム全員が共通の理想像を持ちながら高いレベルで成果を創出できるチームビルディングを支援するとのことだ。
リコーは今後について、チーム全体や個々のメンバーのパフォーマンス向上だけでなく、1on1ミーティングやコーチングなど個人の能力開発に対してpiglyphを活用したコンテンツの開発を進める予定だという。