CCCマーケティングのシンクタンクであるCCCマーケティング総合研究所は8月8日、全国の男女16~79歳のT会員に対して実施した「値上げに関する調査」(調査期間:2022年7月7日~7月13日、有効回答数:2711サンプル)の結果を発表した。

同調査では、過去に購入・利用したことがある商品・サービスについて、今後1~2年も価格が上昇したまま、あるいはさらに上昇した場合の購入意向について聞いている。

商品・サービスごとの回答を比較したところ、「外食(レストランなど)」「衣類」「弁当・惣菜」「即席麺(カップ麺など)」「レトルト食品(カレーなど)」は、「購入量・頻度を減らして引き続き購入」が「引き続き購入する(購入量は減少しない)」を上回ったという。

  • 価格上昇したまま、あるいはさらに上昇した場合の商品・サービスの購入意向、出典:CCCマーケティング総合研究所

    価格上昇したまま、あるいはさらに上昇した場合の商品・サービスの購入意向、出典:CCCマーケティング総合研究所

同社はホームページ上で公開している調査の詳細を記したコラムにて、これまでどおりに購入していても、今後も物価高が続けば購入状況に変化が起きる可能性が見えてきた、と評した。

また同調査では、業種・業態ごとの価格変化の感じ方も調査している。「値上げを感じる」が特に高かったのは「スーパーマーケット」(82.2%)、「ガソリンスタンド」(77.8%)、「主に食料品を扱う地域の商店」(67.5%)で、いずれも「値上げを感じない・下がっていると感じる」と答えた回答者は10%以下だった。

  • 業種・業態ごとの価格変化をどのように感じているか、出典:CCCマーケティング総合研究所

    業種・業態ごとの価格変化をどのように感じているか、出典:CCCマーケティング総合研究所