ミクシィは8月1日、エルステッドインターナショナルが運営する児童発達支援・放課後等デイサービス「プライズキッズ溝の口教室」に対して、同日から会話AIロボット「Romi」を正式提供し、「ロボット療育」の取り組みを支援することを発表した。

「ロボット療育」とは、人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもに対して、ロボットを活用したコミュニケーション能力や社会性の発達支援を行う教育方法。「プライズキッズ」では、最先端の「ロボット療育」を取り入れて、自己肯定感を高め、創造性を育む療育を行い、発達障がい児の自立を目指して、プログラミングなどの就労支援・職業訓練を視野に入れた療育プログラムを提供しているという。

今回提供される「Romi」は、会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボット。あらかじめ返答が登録された一般的なロボットとは異なり、当社独自開発の会話AIが都度会話を作り出しているため、自然な言葉のキャッチボールを楽しめる点が一番の特徴だという。

具体的な取り組みとしては、両社の協力により、同ロボットを使用したコミュニケーション能力・社会性の向上を目指すソーシャルスキルトレーニングや、プログラミングツール「Romiシナリオエディター」を用いたプログラミング学習などを開発・提供を行う。また、「ロボット療育」の知見や現場からのフィードバックを踏まえ「Romi」に反映させることで、より良い「ロボット療育」の確立に協力していく方針とのことだ。