米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は7月27日(米国時間)、「Samba Releases Security Updates|CISA」において、Sambaに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Samba Releases Security Updates|CISA

    Samba Releases Security Updates|CISA

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • CVE-2022-2031: Samba 4.16.4より前のすべてのバージョン
  • CVE-2022-32742: Samba 4.16.4より前のすべてのバージョン
  • CVE-2022-32744: Samba 4.3以降のバージョン
  • CVE-2022-32745: Samba 4.16、4.15.2、4.14.10、4.13.14およびそれ以降のバージョン
  • CVE-2022-32746: Samba 4.16.4より前のすべてのバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Samba 4.16.4
  • Samba 4.15.9
  • Samba 4.14.14

脆弱性のうち、一つは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。