SCSKは7月26日、クラウドネイティブなアプリケーション開発に対応したJavaアプリケーション基盤「S-Cred+(エス クレド プラス)フレームワーク」の提供を開始した。
「S-Cred+フレームワーク」は、クラウド上のリソースを活用するAP開発用の「クラウドネイティブAP版」、最新UI技術を採用しながらも長期利用を必要とするAP開発用の「モダンAP版」、バッチ処理を含む、従来のWeb AP開発用の「クラシックAP版」という3つのタイプのアプリケーション開発に対応した、OSSベースのフレームワーク。
開発するアプリケーションで求められる稼働環境、サポート期間、UI技術により、3つのエディションを使い分けながらも、統一/標準化された仕様により、ユーザーの業務に応じた開発基盤を提供する。
「クラウドネイティブAP版」は各種クラウド・リソースを利用する機能や、コンテナ上へのリリース自動化の CI/CD パイプラインを具備。「クラウドネイティブ AP版」および「モダンAP版」では、Vue.jsを採用したUI部品およびSPAによるAP操作を実現する。
また、既存APからのマイグレーション/再開発時には、移行負荷の低い「クラシック版」を利用し、UIのみをモダナイズする際には「モダンAP版」を利用する。クラウド構築・運用自動化サービス「S-Cred+プラットフォーム」を併用時には、シームレスな開発環境を実現するとしている。
なお、「モダンAP版」は統合型Webアプリケーションフレームワーク「S-FIA」で、「クラシックAP版」はローコード開発基盤「FastAPP」で活用しているノウハウを取り入れているということだ。