Appleは7月22日(米国時間)、iOSやmacOSなどを含む複数製品に対するセキュリティアップデートをリリースした。このリリースには、多数の悪用可能な脆弱性に対する修正が含まれており、該当する製品を使用しているユーザはできるだけ早くアップデートを適用することが推奨される。
修正された脆弱性に関する情報は、それぞれ次のリリースノートにまとめられている。
- About the security content of macOS Monterey 12.5 - Apple サポート (日本)
- About the security content of macOS Big Sur 11.6.8 - Apple サポート (日本)
- About the security content of Security Update 2022-005 Catalina - Apple サポート (日本)
- Safari 15.6 のセキュリティコンテンツについて - Apple サポート (日本)
- About the security content of iOS 15.6 and iPadOS 15.6 - Apple サポート (日本)
- About the security content of watchOS 8.7 - Apple サポート (日本)
- About the security content of tvOS 15.6 - Apple サポート (日本)
アップデートがリリースされた製品およびバージョンは次のとおり。
- macOS Monterey 12.5
- macOS Big Sur 11.6.8
- セキュリティアップデート 2022-005 Catalina
- Safari 15.6
- iOS 15.6 および iPadOS 15.6
- watchOS 8.7
- tvOS 15.6
修正された脆弱性はCVEベースで39件あり、カーネル権限で任意のコードを実行できる脆弱性や、リモートからカーネルコードを実行できる脆弱性、root権限を取得できる脆弱性などが含まれている。いずれの脆弱性も積極的な悪用は確認されていないとのことだが、できるだけ早く対処することが推奨される。