フリーウェイジャパンは7月20日、デンソーが開発したマトリックス型の二次元コードであるQRコードを利用したインボイス規格「QRインボイス」を発表した。同規格では、紙による領収書、見積書、請求書などアナログな取引書類の取引情報をQRコード化し、取引書類に印字して先方に渡すことにより、紙媒体によるデジタルデータの運用につなげる。
QRインボイスの発行側は、レシートや請求書の中からインボイスに関連するものをピックアップしQRコード化する。これを受け取った側は、会計ソフトや販売・仕入管理ソフトにデータを取り込むことが可能。 スキャナで活字を読み取るOCRシステムと比べて、データの間違いなどがないという。
国内では電子インボイスが検討されているが、同社は中小企業がすべての取引を電子取引対応するには時間がかかるとみている。電子取引を早急に実現できない中小企業の業務を効率化する方法をソリューションベンダーとして解決する必要があると同社は判断し、QRインボイスを発表したとのことだ。同社は 現在、QRインボイス対応のシステムの開発を進めている。