学情は6月22日、20代を対象に実施した「能力開発・スキル習得支援」に関する調査結果を発表した。これによると、社員の能力開発・スキル習得支援に力を入れる企業について、「好感が持てる」または「どちらかと言えば好感が持てる」と回答した20代の転職希望者が97.1%を占めるという。

  • 社員の能力開発・スキル習得支援に力を入れる企業の印象 資料:学情

同調査は、同社が運営する転職サイトである「Re就活」への来訪者を対象として6月3日~6月12日の期間に実施したものであり、有効回答者数は209人。

社員の能力開発・スキル習得支援に力を入れる企業の印象を聞くと、「好感が持てる」が77.0%、「どちらかと言えば好感が持てる」が20.1%だった。回答者からは、「ビジネスパーソンとして成果を上げるためには、知識やスキルのアップデートが必要だと思う」「変化の激しい時代なので、新しいスキルの習得や能力開発が必須だと思う」「人材育成に力を入れている企業は、今後も成長力が高そう」などの声が挙がっている。

  • 能力開発・スキル習得支援への姿勢と志望度 資料:学情

転職活動において、企業が社員の能力開発・スキル習得支援に力を入れていることを知ると「志望度が上がる」という回答者は57.9%。「どちらかと言えば志望度が上がる」の33.5%を合わせると、20代の91.4%が志望度が上昇すると答えている。

これに関しては、「転職がゴールではないので、入社後もスキルアップや成長を続けていきたい」「スキル習得は自身で取り組むことだと思うが、企業でも支援があるとありがたい」などの意見があったという。

  • 転職活動で研修やスキル習得支援の内容を意識するか 資料:学情

転職活動において、企業の研修やスキル習得支援の内容を「意識する」または「どちらかと言えば意識する」という回答は、計93.3%を占めた。回答者からは、「リスキリングへの関心が高まっているので、注目している」「能力開発やスキル習得支援をPRする企業が増えているので、実際の内容まで意識している」「VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代は、学び続けることが必要だと思う」などの声があったとのことだ。