NTTデータ、NTTテクノクロス、JSOLは6月20日、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)ソリューション「Salesforce」を利用中の企業を対象に、情報漏洩リスク対策を支援するソリューション「A-gate」のSalesforce対応版の提供を開始したことを発表した。

「A-gate」は、Salesforceの設定ミスなどで情報漏洩のリスクがある状態となった場合に検出して、自動で修復する「検知修復機能」を提供する。これにより、外部ユーザーによる意図しない情報アクセスを防ぐだけでなく、企業のセキュリティ対策の稼働削減にも寄与する。

  • 「A-gate」の利用イメージ

    「A-gate」の利用イメージ

Salesforceを利用する企業は、自社の責任でアクセス制御の権限などを適切に設定・維持する必要があるが、今回Salesforceに対応したことで、A-gateが設定項目やAPI(Application Programming Interface)において情報漏洩に直結する箇所を特定できるようになった。また、定期的にSalesforceのアップデートを確認し、検知修復機能を自動で追加する。利用料金については要問い合わせ。

NTTデータはこれまで、A-gateの提供を通じて企業におけるセキュリティーガバナンス構築を支援してきた。また、NTTテクノクロスはSalesforceの導入実績を持ち、JSOLはSalesforceの価値を生かすための顧客伴走型での問題解決に強みを持つとしている。そこで3社は今回、各社のSalesforceに関する専門的な技術と有識者を結集して、企業の課題を解決する新サービスを提供するに至ったとのことだ。