Microsoftは現地時間2022年6月14日、Office Insiderの最新チャネル(プレビュー)にMicrosoft 365 Apps バージョン2206(ビルド15330.20114)の提供を開始した。リリースノートによれば、Microsoft Word/Microsoft Excel(以下、Excel)/Microsoft PowerPoint/Microsoft Outlook(以下、Outlook)で3DデータのSketchUpを挿入する機能を追加した。Windowsデスクトップ版はバージョン2206以降、macOS版はバージョン16.62(ビルド22052003)以降で利用できる。同社はWindows 10時代に3Dモデルの導入に注力したが、さほど浸透しなかった。

  • 新たな3DモデルとしてSketchUpに対応(画像は公式ブログより抜粋)

    新たな3DモデルとしてSketchUpに対応(画像は公式ブログより抜粋)

Excelは対応するデータコネクターとして、Power BIのデータフローを追加した。データフローはPower BIで管理するデータコレクション。ユーザーはPower QueryとExcel、二つの選択を得た。また、オートフィルター機能を改善し、メモリー使用量の軽減とアルゴリズムの最適化で処理速度を速めている。Microsoftは「メモリーが少ない、もしくはCPU性能が低いローエンドデバイスで顕著」だと説明した。なお、Outlookは従来1000件だったメール検索の制限を解除している。

  • Power BIデータフローをデータソースとして選択可能になったExcel

    Power BIデータフローをデータソースとして選択可能になったExcel