東京海上日動とマネーフォワードは6月13日、顧客の保険の理解度向上につなげるためのWebサービスの開発に向けた取り組みを開始することを発表した。両者は、Webサービスとして「保険の理解度確認クイズ」と「 お客様とご家族のリスク診断」を開発する。

「保険の理解度確認クイズ」は、保険の内容に関するクイズを出題し、回答してもらうことで、ユーザーの保険の理解度を判定できるサービス。ゲーム感覚で利用でき、自然と 保険に関する理解度を深めることを実現する。

「 お客様とご家族のリスク診断」は、Web 上で家族構成、職業、居住形態、家計収支等の情報を入力すると、ユーザーとその家族が抱えるリスクの種類と必要補償額を判定できるサービス。リスクの全体像をわかりやすく可視化することで、加入するべき保険の判断をサポートする。

これらのサービスを通して、ユーザーは保険に対する理解をより一層深めることができ、さらに代理店が「AIが生損保一体のおすすめプランを設計する機能」を活用しながらアドバイスを行うことで、より自身や家族に合った保険に加入しやすくなるという。

なお、開発にあたっては、マネーフォワードの専門チーム『Fintech Service Design Center by Money Forward X』が、顧客が保険加入を検討する際に必要とする情報などについて「保険の理解度確認クイズ」や「お客様とご家族のリスク診断」など各種調査を行っているという。

両社は今後、22年度上期中に実証実験を行い、23年度中の導入を目指し、サービスの開発を進めていく。