NTTアドバンステクノロジは6月2日、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツール「WinActor」の最新版Ver.7.4.0を6月8日から販売開始することを発表した。

WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した国産のRPA。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録して自動化し、定型的な繰り返し作業や大量データを扱う作業を正確に再現する。

マイクロソフトのInternet Explorer 11のサポート終了により、企業ではブラウザの変更対応を迫られており、それに伴ってRPAのシナリオのメンテナンスにも追われていることから、今回、ブラウザ関連の機能拡張が行われた。

具体的には、ブラウザを簡単に操作できる「ブラウザ拡張機能」を追加し、従来はInternet Explorer 11のみに提供されていた機能を他のブラウザでも利用可能にしたことにより、Internet Explorer 11とそれ以外のブラウザの機能差が解消され、さまざまなブラウザの種別に対応したシナリオの作成が容易になったという。加えて、過去に作成したInternet Explorer 11専用シナリオを他のブラウザへ移行させることが容易になっている。

  • 新たなブラウザ拡張機能

また、過去に作成したシナリオ内に含まれる部品を最新バージョンに自動で更新する「ライブラリ最新化機能」により保有シナリオを継続して使い続けることが容易になることに加え、問題発生時の実行環境情報など問題解決に必要な情報を収集する「ログ収集機能」などを具備することで、メンテナンス性が大幅に向上したという。

さらに、心者向けエディター「WinActor Storyboard」のオンライン更新機能などにより、プログラミングに不慣れなユーザーも常に最新版を簡単に利用できるようになっている。

NTT-ATは今後、国産RPAの強みを生かし、高度化・多様化するお客様のビジネス環境に最適な自動化を提供するとともに、AIなどの技術を組み合わせて、顧客の新たなGX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、業務効率化に貢献していく構え。