Sansanは5月27日、NECと営業DXサービス「Sansan」の販売パートナー契約を締結したことを発表した。NECネッツエスアイではすでに2020年11月より提供を開始しており、今後NECはグループ会社2社でSansanを提供する。

「Sansan」は2022年3月にコンセプトを「名刺管理サービス」から「営業DXサービス」へとコンセプトを刷新し、機能強化を行った。その際、業績や従業員規模、売上高、役職者情報など企業に関するさまざまな情報を活用できる企業データベースを搭載し、人や企業のつながりの情報、メールや商談の履歴など、あらゆる接点から得られる接点情報を正確にデータ化できる機能を追加した。

これらの接点データベースと企業データベースを組み合わせることで、市場の把握や見込み顧客の発掘のほか、SFA(営業支援システム )やCRM(顧客管理)、MA(マーケティングオートメーション)をはじめとする複数のシステムと連携・統合し、営業・マーケティング活動の効率を高める。

NECとNECネッツアイは「Sansan」を導入することで、デジタルを活用した新しい営業スタイルの確立や、デジタルマーケティングの基盤となるデータの品質向上の支援を目指す。「Sansan」の販売だけでなく、3社でデジタル化・働き方改革支援に関する知見の共有も行うとのことだ。