STANDARDは5月26日、イノベーション創出加速を目的としたR&Dラボを新設したことを発表した。

同社は、企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の際にぶつかる3つの壁と言われている「アイデアの壁」「投資判断の壁」「技術開発の壁」に対し、その解決策となる「DX人材育成」「DX戦略コンサルティング」「技術開発支援」の一気通貫したサービスを提供している。そのうち、「技術開発支援」の一翼を担っているのが「東大人工知能開発団体 HAIT Lab」だ。

今回新設されるR&Dラボは、HAIT Labに所属するエンジニアが、より自由なコミュニケーション・ディスカッション、共同研究を通してイノベーション創出を加速させられるよう、物理的に顔を合わせることができる場所として設立したもの。

今後の取り組みの一環として、各エンジニアが自分の専門領域のナレッジ・研究結果をシェアし、新しい知見を取り入れるために外部からの各領域のエキスパート招聘も予定されている。R&Dラボでは研究に必要な最新機材をそろえるとともに、設備を充実させることにより、エンジニアが研究に没頭できる空間となるよう設計されているという。

同社は、R&Dラボ新設により技術開発の速度が上がるのと同時に、自由闊達なコミュニケーション・ディスカッションを通して新しい事業が生まれることを見込んでいるとのことだ。