Notaは5月25日、独自のアルゴリズム「意図予測検索」を搭載する社内FAQシステム「Helpfeel Back Office(ヘルプフィール バックオフィス)」をリリースしたことを発表した。

  • Notaは「Helpfeel Back Office」の提供を開始する

    Notaは「Helpfeel Back Office」の提供を開始する

同社は顧客向けの検索型FAQシステムとして「Helpfeel」を提供しており、同システムの検索ヒット率は98%だという。「Helpfeel」は言葉を入力している途中でもリアルタイムで高速応答が可能なため、必要な情報を迅速に得られ、従来の平均的なFAQシステムと比較して約1000倍の応答速度が特徴であるという。曖昧な表現や感覚的な表現、スペルミスなどにも対応する。

同システムは顧客対応向けとして販売していたが、社内からの問い合わせ対応の負担軽減やナレッジ共有などの業務効率化を目的に導入される例が増えたことを契機として、「Helpfeel」から独立して社内問い合わせ対応を主目的とする「Helpfeel Back Office」のリリースに至ったとしている。

  • 社内からの問い合わせに迅速に対応可能となる

    社内からの問い合わせに迅速に対応可能となる

近年の新型コロナウイルス感染症の影響により、企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)を促されている。しかしその一方で、総務や情報システム、人事などのバックオフィス業務は古いマニュアルが使われ続ける場面が多く、情報共有ツールを活用できていないために他部署からの問い合わせ対応が発生し、業務を中断せざるを得ない状況が常態化しているという課題がある。

こうした課題に対して、同社は新システムを導入することで、情報システムや総務などバックオフィス業務の負担軽減が見込めるとしている。また、問い合わせ対応のほかにナレッジ共有を目的とした情報周知にも対応するため、営業部門などバックオフィス以外での使用も可能だという。