iPadを利用する場合、大抵の人がパスコードを設定しているだろう。しかし、パスコードを忘れてしまうと、iPadが使えなくなってしまう。そんな時、どうしたらよいのだろうか。
パスワード回復ツールを提供しているPassFabが、iPadのパスコードを解除する方法を紹介しているので、本稿では、そのポイントを紹介しよう。
iTunesでパスコードを解除する
PCを使う場合、iTunesからiPadのパスコードを解除できる。その場合、まずは、PCにiPadを接続してiTunesを起動する。
次に、iPadのアイコンをクリックして概要欄の「iPadを復元」をクリックする(ここは、指紋認証または顔認証でiPadのロックを解除した場合しかできない)。
続いて、iTunesで「お使いのiPad“**”を工場出荷状態の設定に戻してもよろしいでしょうか?メデイアやその他のデータをすべて消去されます」が表示されたら、「復元」をクリックする。
Siriでパスコードを解除する
iOSバージョンが8から10.1のデバイスなら、Siriを使ってパスコード解除が可能である。その方法は次の通りだ。
まず、Siriに向かって「Hey Siri、今何時?」と呼びかける。すると、時間が表示されるので、 表示されている現在の時間をタップする。
次に、世界時計のタブになっていることを確認して、画面右上にある「+」をタップ。検索バーで適当な都市を入力し、表示されたメニューバーから「▶」「共有」「メッセージ」の順番にタップしていく。「メッセージ」を選択して、宛先に適当な11桁の携帯電話番号を入力し、改行をタップする。
すると、入力した電話番号の文字が緑色になるので、緑色になったことを確認して、電話番号をタップする。電話番号の背景が緑色に変わるので、再度電話番号をタップする。
「連絡先」入力項目の画面へ移動するので、 「新規連絡先を作成」をタップして「写真を追加」、「写真を選択」をタップする。
続いて、「モーメント」をタップして、5秒ほど待ってから「ホームボタン」を押す。これで、iPadのロックが解除されて、ホーム画面に戻ることができる。
iCloudからパスコードを解除する
「iPadを探す」機能が有効になっている場合、iCloud」を使ってパスコードを解除することができる。その方法は次の通りだ。
まず、iPhoneなどの他のiOSデバイスを使って「iCloud」にアクセスする。
続いて、iPadに登録されているApple IDと同じIDを使ってログインして、「iPhoneを探す」をタップする。
次に「iPadを消去」を選択してパスコードとデータの消去を行う。この作業を行うとロックされていたiPadは初期化され、パスコードがリセットされる。
なお、同社が提供している「PassFab iPhone Unlocker」を使うと、iPadのパスコードを解除することができる。