Googleは現地時間12日、クロスプラットフォームのユーザーインタフェースツールキット「Flutter 3」をGoogle I/Oで発表。公式サイトからは各OSに対応したSDKを入手できる。2月には、Windows向けのデスクトップアプリを開発できる機能が加わった「Flutter 2.10」がリリースされているが、「Flutter 3」ではmacOSとLinuxのデスクトップアプリが加わり、統一されたUIや単一コードでのアプリ開発が可能になる。

開発言語のひとつであるDartの最新版v2.17では、enumの改良やクラス継承におけるsuperの導入など、コード量を削減し生産性に寄与する改良が加えられている。macOSとWindowsの実行可能ファイルへの署名がサポートされるほか、β版(2.17.0–266.1.beta Linux release)によるRISC-Vプロセッサの試験的なサポートも発表している。

  • Android Studioを使ったFlutter3、DartでのWindowsデスクトップアプリのデモサンプル起動画面

    Android Studioを使ったFlutter3、DartでのWindowsデスクトップアプリのデモサンプル起動画面