KDDIとディジタルグロースアカデミアは4月25日、自治体のデジタル人材の育成支援を目的として、省庁や全国の自治体などに位置情報ビッグデータ分析ツール「KDDI Location Analyzer」とトレーニングツールをセットで無償提供を開始することを発表した。提供期間は2022年4月26日から2022年7月31日まで。
KDDIは新型コロナウイルス感染症への対策やコロナ後を見据えた観光政策や都市計画の立案の支援のため、2020年と2021年に「KDDI Location Analyzer」を無償提供していたが、自治体内でのツールを使えるデジタル人材不足やツールを利用した分析の定着化に課題があったという。
そこで今回はツールの提供に加えて、自治体向けのデジタル人材の育成支援を行うディジタルグロースアカデミアのトレーニングツールもセットで提供を開始するとのことだ。トレーニングツールの活用により、位置情報ビッグデータの分析方法や政策立案に必要な分析手法の基礎などを学ぶことができ、自治体のデジタル人材の育成とデータ分析の定着化が見込める。
主な提供先は省庁、47都道府県、23特別区、全国の地方自治体、全国の警察、観光連盟など。