シャープは4月13日、ホテルや旅館などの客室に設置したテレビやタブレットを介して、ゲストへの情報発信やゲストからのリクエストの受付などを、非接触・非対面で行えるクラウドサービス「Inforia for Hotel」の販売を4月19日より開始すると発表した。価格はオープン。

  • スタッフの管理画面イメージ(左)、客室テレビの表示画面イメージ(右)

施設の従業員は、管理画面から、テンプレート上での操作によりコンテンツを作成できるため、紙のポスターや冊子のように時間やコストをかけずに情報の更新が可能だ。また宿泊者が客室のテレビやタブレットから、ルームサービスの注文や備品の貸し出し依頼、施設の予約などを行うと、管理画面に即通知。

センサーとの連動により、レストランなど各施設の混雑状況や、ランドリーの稼働状況などを知らせるオプションサービスも提供する。

同サービスは、石川県金沢市にある「金沢 彩の庭ホテル」への納入が決定しており、4月21日より本格運用が開始される予定。シャープは宿泊施設のさらなる業務効率化を目指しサービスの拡充に取り組む。