Indeed Japanは4月13日、2017年2月から2022年2月の過去5年間を対象に実施した高年齢層の仕事探しの状況に関する検索動向調査の結果を発表した。

2021年4月1日に施行された改正高齢者雇用安定法により、65歳から70歳までの労働者の就業機会を確保するため、事業主に対し「70歳までの定年引上げ」「70歳までの継続雇用制度」などの措置を講ずる努力義務が新設された。

また、2022年4月より、年金制度改正法等の施行により年金制度の一部が改正され、繰下げ受給の上限年齢が引上げられました。これらの環境変化に伴い、働く高年齢層が増えていくと考えられる。

調査の結果、「70代」をキーワードとした検索数は、この5年間で大きく増加していることがわかったという。2017年2月と2022年同月を比較すると、「70代」をキーワードとした検索数は53.7倍となったとのことだ。前年同月比で最も大きく増加したのは2018年11月で6.8倍だった。

  • 「70代」をキーワードとした仕事検索数の推移 引用:Indeed Japan

「60代」をキーワードとした検索数も、「70代」よりは少ないながらも増加傾向が見られ、2017年2月から2022年同月にかけては7.9倍となっているという。前年同月比で最も検索数が伸びたのは、2019年1月で2.3倍だったとのことだ。